2011年11月29日火曜日

Neuroscience2011(SfN) 学会参加の旅行記 6


帰路の始まり。暖かい雨の日。
早朝ホテルを出てレーガン国際空港へタクシーを飛ばす。かなり早めに出発した上に、チェックインがあっさり済んでしまい、長時間のひまが出来てしまった。
カフェで朝食を買い、土産物店を見たり、書店で本を買ったりして過ごす。

往路と同じ細いボンバルディア機で1時間ほどのフライト。
NY/JFK空港へはすんなり移動できた。

NY/JFKでの乗り換え待ちはわずか1時間。

のはずだった。

13時頃の飛行機に乗って待つ。
しかし一向に出発しない。
「右のエンジンのチェックをするので」という機長のアナウンスのあと、電源を落とすのを2回くり返した。
その間もCAさんたちがお菓子や水を配って時間稼ぎをする。
もちろん彼女らは故障に直接関わっていないので、謝罪の言葉など期待してはいけない。

しかし復旧できなかったようで、「代わりの機材(飛行機)で出発します」というアナウンスで、乗客はみな飛行機から降ろされた。

CAさんからは”Ha-ha, see you !”ですかそうですか。


さて、15時に飛ぶという、代わりの飛行機の待つゲートへ移動してみると、振替やキャンセル希望の乗客で、カウンターに行列が出来ている。
我々は「用意された便で大丈夫」と、ただ待つ。
ついでに昼食もとった。
心のゆとりはこういうところから保たれるのだ。

しかしこの飛行機が15時を過ぎても乗客を乗せようとしない。

16時前になって「この便は出発をやめました」とアナウンスがあった。
理由は「成田空港の閉鎖時間に間に合わなくなったから」とのこと。
カウンター職員が少ない+作業が遅いので、行列が終わらなかったためだろうと推測。

それからまた別のカウンターへ並ぶよう指示が出た。
そこはNYで緊急でホテルを手配するための窓口だった。
こちらの受付に割り振られた職員は多かったが、やはりだらだら作業している印象。
カウンターの向こうに立って、じっと他の人の作業を見ている職員は何だろう?

19:30頃、ようやくホテルを手配してもらった。
空港つきのホテルまでAirtrain、シャトルバスを乗り継いで、極寒の中を行く。
  「明日の飛行機にそのまま載せるため」ということで、トランクを返してもらえなかったので、薄着なのだ。

ホテルは改修中で、エアコンが点かず寒い。
NYのダウンタウンまで行くかと思っても、そこまで1時間かかる道のりは、寒さ+薄着のために断念した。
トランクが無いので、着替えなし+歯ブラシなどマイアメニティなし。

震えつつ寝る。

ちなみに、ここまでに謝罪の言葉をはっきり口にしたのは機長だけだった。

米国の航空会社はどこもこういうものらしいと知り、まあ世界中そうなのだろうと知る。
知っておれば心は穏やかなもんだ。

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翌朝。

晴れだがたいへん寒い+やはり薄着のまま。
朝8時の飛行機に乗るべく、6時にはホテルを出た。

「ひぃ寒い寒い」と言いながら歩いていると、Tシャツ一枚の痩せ形白人を見て驚く。胸に書かれたCANADAの文字に納得する。

飛行機はついに1時間遅れで飛びたった。
「なんとか帰れるぞ」と思う度に、慌てて「いやいや、何があるか判らない、安心するのはまだ早い」と思い直す。

機内泊。

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さらに翌朝。

前の中国人夫婦が、そろって低周波の貧乏揺すりをする。テーブルが揺れて鬱陶しい。
いや、ほんとうにこれは貧乏揺すりなのか?


そうこうするうちに無事帰国できた。
家に帰って休もう。

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Photos:
Cute building (hotel?), Washington DC
Dawn at JFK International Airport, New York

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