ニューオリンズへは学会のために行ったのであって観光に行ったわけではない。あくまで学会場を拠点にうろうろしているだけである。会場の冷房で身体が冷えるのでやむを得ず外出するのである。
朝いちばんにポスターを貼り出した日は、会場のフードコートでブランチを摂った。
Cajun sausage rollというチリビーンズの乗ったホットドッグや、激甘マフィン、野菜のような果物を食べた。
この日はピザ気分で一致した。配達ピザを頼んでみたいとも思ったが、ホテルの近くに良さそうなイタリアンの店があったので歩いていくことにした。
the Roosevelt Hotelに入っているDomenicaというイタリアンへ。アメリカ(厚いパイのようなピザ)なのに、イタリアンらしく薄くて香ばしい窯焼きピザが美味しい。パスタはちょっと良くなかったのが残念。
念のためFrench QuarterのPreservation Hallを再訪してみるが、行列ができていたので諦めてしまった。
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また翌日。
この日の学会場ではポスター見物をそこそこにしておいて、Mini/Nanosymposia(口演)をたくさん聞きに行った。数多のテーマごとに小ホールに分かれて15分ほどの口頭発表が次々行われる。統一したテーマがあるので部屋の中にいるのはライバル兼未来の共同研究者たちである。
どの部屋も人がいっぱい。部屋が暗いので眠くなるが、そのたびに「寝たら死ぬぞ」と思わされるくらい冷房で寒い。
日なたぼっこのために出たり入ったりした。
展示機材を見ていたらこちらの英語が拙いせいで新規ユーザだと思われたらしく、計測技術についての初歩的な説明をされてしまった。申し訳なくて「だいじょうぶ、その辺は知っています」と言えず、笑顔で退散してしまった。
小さいが出版社ブースもある。書店で買うより割引するよ、海外配送もするよというチラシを、無愛想なおばちゃん店員が貼っていた。
昼食はフードコートでエビフライ入りポーボーイを食べた。さくさく衣、適量のタルタルソース、香ばしいフランスパンのサンドイッチで、きちんと美味しい。
バンジョー、コントラバス、ミュートトランペットという変わった取り合わせでジャズなどを演奏。ニューオリンズらしいもてなしで感心した。バンジョーの音色を初めて生で聞いたが良いものだ。
ランチで相席したおばちゃん研究者が一曲ごとに拍手していて、愉しそうだった。
午後にポスター発表を行った同行者がいるので、そこを待ち合わせ場所にして合流した。
翌朝が早いので今夜は早めに食べよう、せっかくだから名物の出る店に行こう、と相談が決まり、French Quarterへ向けて歩いた。
実は学会場からは少し遠いのだが、そこまでの間にあるRiverwalk MarketplaceのCafe Du Mondeでまたしてもベニエをおやつに食べて、頑張って歩いていった。
実は学会場からは少し遠いのだが、そこまでの間にあるRiverwalk MarketplaceのCafe Du Mondeでまたしてもベニエをおやつに食べて、頑張って歩いていった。
夕飯はFrench Quarterのミシシッピ川向きに建つCrescent City Brewhouseへ。旅行誌によると地ビールと名物の海産物を出す店だという。1Fと2Fをつなぐ木製の美しい螺旋階段のすぐ下でジャズの生演奏をしていた。この日はサックスとドラムスとコントラバス。
我々は2Fのテラス席を選択。ちゃんと音楽を聴きたいなら1Fだが、音が大きくて会話はできないからだ。
テラスに出ると、涼しくやや湿り気のある川風に乗って床板でミュートされたジャズが心地よく響き、ゆったり食事するにはちょうどいい雰囲気になっていた。
ジャンバラヤ風何かというのを頼んで出て来たものは、我々から見れば焼きうどんだった。うどんっぽいパスタの食感が嬉しく、また日本が恋しくなった。
地ビールは濃くて洗練されていない香りが不評で、むしろ薄い大手のビールの方が良かった。
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Photos:
Day and Night at the French Quarter, New Orleans.Delicious Shrimp Po-boy and live Jazz performance, Ernest N. Morial Convention Center, New Orleans.
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