2012年10月29日月曜日

Neuroscience2012(SfN) 学会参加の旅行記 1

 北米、ニューオリンズで開催されたNeuroscience2012という世界最大の神経科学会に参加した。
我々の研究室と姉妹研究室からは、複数のポスター演題を発表した。

以下はその旅行記。

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成田から出発。幾多の学会を経て国際線のチェックインにも慣れてきた院生諸氏は、待ち合わせて相談するまでもなく搭乗ゲート前で合流。

今回はDeltaではなくUnited Airlinesで行く。搭乗したUA機は全体に清潔感があり、CAさんの応対も丁寧か。食事は結構おいしいし、ディスプレイは各自にあるしで、ちょっとお得感あり。仲間内では高評価だった。
途中、「お医者様はいらっしゃいませんか」というあの放送が流れた。数人の医師が現れたが、客室の後ろの方に集まっていた。みんな学会参加者だから神経系ばかりだろうなあ、と推測。結局病状は大したことも無く治まったようで、患者らしき人も後ですっと席に戻っていた。

経由はサンフランシスコ国際空港。成田からの9時間あまりの飛行中は上手に眠れず、4時間以上の長い乗り換え待ちの時間をぼーっとして過ごした。寝たら乗り遅れそうなので食事するなどして必死に時間をつぶす。フードコートに王将Oh-shoなる店があったので「餃子か!?ビールか!?」と駆け寄るも、単なる日本食屋さんだった。うどんやカツ丼などがあり、蓋付きの深い紙トレーで供されるのがアメリカらしい。空港内にMuseumもあるというので探したが、売店のように小さいブースに古今の航空機の模型が展示されているばかりで、あまり時間はつぶせなかった。

サンフランシスコからニューオリンズ・ルイ・アームストロング空港までの国内線は4時間あまり。食事はなく、「お金を払えば食べられるよ」と弁当のようなものをCAさんが見せて歩く。各自のディスプレイはあるものの、離陸後しばらくして「無料視聴はここまで。続けたければクレジットカードを通して」などと表示され、その後は消えてしまった。残酷とも見える商売っ気に驚いた。アメリカの不景気に伴う価格競争のせいだろうか。国内線のサービスや価値観は、日本で言うところの新幹線くらいに捉えるのが妥当なようだ。
アメリカ南部はメキシコへの便も多いため、スペイン語でも客室放送が行われる。さっぱり分からない。

Louis Armstrong New Orleans 国際空港に着いたのは現地時間の23時を過ぎた頃。ホテルへは猛烈な勢いのタクシー。後部座席にあるエアコンやウィンドウなどのスイッチ類は破損していて、運転手が開けた窓を閉じることが出来ず、車速そのままに猛烈に吹き込む風と闘いながら揺られて行った。往路の最後にへとへとにさせられた。とはいえこの空港から市内への送迎は観光地らしく定額なので、気安く使えて好ましい。

ホテルに着いたら24時を過ぎていて、「ああ、サンフランシスコで食べておいて良かった」と安堵した。夜中に空腹を覚えることもなく、ゆったりと就寝。

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Photo:
Flight from Narita to New Orleans.
Streetscape in the French Quarter, New Orleans, LA USA

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