Weygandt M, Blecker CR, Schafer A, Hackmack K, Haynes JD, Vaitl D, Stark R, Schienle A.
NeuroImage 60 (2012) 1186-1193.
本研究はfMRIを用いて、精神疾患を客観診断してみようとするグループの一連の研究の一つである。
これを目指して、血液検査、髄液検査、電気生理学検査、行動研究、脳画像研究など、世界中で多くのアプローチがなされているところである。
強迫性障害は精神疾患の一種で、強迫行為と強迫観念で特徴付けられる。
過剰なまでの洗浄行為、確認行為(施錠、火元など)を呈する。
また、強迫観念は、同じく不合理で、不快・不安を惹起するような思考が本人の意志とは無関係に浮かぶものである。
これには加害恐怖、自殺恐怖などがある。